小豆が食べられない

万年小豆色ブログ

これまでのカツドウのお話

先に言っておくと「クソ老害記事」です。

忘年会の席に一緒に居た方なら分かると思いますが、その話の延長みたいなものです。一オタクのここまでの思い出話と戯言です。適当に読んで頂ければ。

 

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2017年6月30日、ずっと追いかけていたユニットが活動を休止した。

ご存知の通り「ゆいかおり」のことである。僕にとってはライブに行き始めるきっかけであったし、間違いなくイベントに行く原動力だった。

特に「ライブの楽しさ」を教えてくれた。他の声優のライブに行ったことは残念ながら無いけど、歌とダンスだったり、トークだったり、コール&レタスポン酢*1だったり…このユニットが居なかったら多分僕は今でもずっとイベントとかに行かずに在宅で過ごしていたと思う。さすがに最初のライブで開演前にオタクが30人くらい円陣組んで「イクゾー!」「ウォー!!」ってやってたのは引いたけど。

 

そんな楽しかった日々の中にも、裏は少なからず存在していた。

良く言われることだけど、ユニット内の格差があったと思う。元々同時に所属していた「StylipS」内でもこの2人ともう2人との格差というものはあったし理解はしていたけど、年々重ねていくうちにそれが顕著に表れ始めていたと感じている。

数字で分かり易いのが、ユニットの売り上げ<ソロ(小倉唯)の売り上げ

だったことだろう。単純にタイアップの少なさと弱さもあったことだけど、これでネット中心にどれだけ言われたことか。ネットだけならまだしも… 歯痒かった。本人は全然悪くないのにありもしない事を言われるんだから、ファンにとってはたまったものではない。

そしてこれが何年も続くのである。…4~5年くらい?

 

それでも、「石原夏織」単体の活動は多くはなかった。2014年とか永遠にアプリで遊んでたな。

その頃は僕も「ソロデビューはまだかなあ」と半分ずっと信じて疑わないところと、もう半分は「どうせ無いのかもしれない」といった諦めの感情が交じっていた。

そして活動休止。正直武道館の公演が終了してからは、活動に陰りを感じていた。それに併せて僕も何か違和感を感じてたけど、突然休止するとは思ってなかった。ここでもさんざん色んな憶測(妄言)が飛び交ったもので。

サイトでの声明( 当時)、決断には色々な葛藤、感情があったと思う。今でもお葬式のようなゆいかおりの実のあの放送は忘れられない。そして休止発表から休止の日まで、一切のイベントを行わずに終了したことは今でも心残りである。せめてファンの皆に何かしら最後の機会を与えてもよかったんじゃないか。

 

そして半年間、まだ何も決まってないことが続いた日々が一番の不安だった。当時の闇っぽさとか思い返しただけでぞっとする。

 

 

そんな中、2017年12月、突然その情報は舞い込んできた。

ポニーキャニオンでのデビュー、1stシングルが2018年3月に発売決定。

小躍りした。今すぐにでも叫びたいくらい。また歌が聴けることもあったし、デビューということでこれからどんどん新しい世界(スタート)が始まるんだなって。2018年が楽しみでしょうがなくなった。

 

そこからはあっという間の1年だった。3月にデビューしたと思ったらもう2nd、そしてアルバムと出していたり、アニメのイベントやライブイベントに出演が増えていったり…2018年、今までで一番イベントが多かったんじゃないかな。特に動画出演。バースデーイベントも開催されたし、主演も決まったし…正に新しいスタートを切った1年だったと思う。ってかまだデビューして1年経ってないよ。濃いよ。2019年は更なる飛躍を祈って。

 

そして今年一番の思い出は、初のお渡し会。正直何を話せばいいのか不安だった。これは多分他のファンの皆さんも同じ気持ちだったと思う。それまでの数年間(ユニットの活動初期は少しあったが)、お渡し会どころか直接話すことが出来る機会なんてほぼ無いに等しいものだったので。そしてちょうどその頃から折角始まったラジオ『Carry up!?』も事情により聴けない日々が続くこと(今でも続いてる)が多くなって、少し勝手に後ろめたさも感じてしまっていた。

 そんな中行っていざ自分の番。やっぱ緊張したし、最初だし。「今までずっと応援してて…デビューが嬉しくて…」みたいなテンプレオタクの重い内容だった。それでも

「本当!?ありがとう~」

月並みな言葉だけど、この言葉だけで全て、どうでもよくなった。*2今まで応援してて良かったなって。応援してた最初の頃から変わってない、想像通りの人だったなって。会場を後にしようとした後、正直涙も出そうになった。お渡し会なのに重い。

でも初のお渡し会みたいな人が多かったのか、涙を流してる人も多かったのは印象深い。主に女子。

 

よく「石原夏織のどこが好きなの?」って質問されるけど、あまり深く考えたことが無い。強いて言えば『ラグランジェ』を観て最初に気になった「声」なんだろうけど…今も昔も僕の推し方は「ずっと応援してる!」なので、具体的に語ろうとしても上手く語れない。あと「石原夏織が好きだから○○(作品)好きなんでしょ?」って聞かれたこともあるけど、その人とはオタク感一生合わないと思う。

応援したい!って思うようになったのは、何の気なしに観たこれ。


「ぷらTWOぅ」 第1回放送

しっかりしてるところとか、どこか抜けてるところとか、林檎の皮むき超あぶなっかしいところとか…あんな色々感情豊かで普通の女の子の主人公""京乃まどか""の中の人も、普通の女の子だった。当時気になってた自分が見て、ハマらなかった理由が無かった。

そこからも早かったけど、ここはまた長くなるので割愛。

 

 

僕は良く「同族嫌悪オタク」のスタンスを取っているが、それはユニット時代に色々なことがあったためでもある。当時は荒んでたからな…ただ、一番嫌いなのはイベントで小倉唯石原夏織で同時に出演することがあったり、何かしらのエピソードと絡めて過去と重ね合わせて幻想を抱く界隈。過去に生きてるんじゃなくて、未来を見て欲しい。

 

その「同族嫌悪」でも現在はその逆で、同じ石原夏織さんのファンにはただ感謝している。今までどんなことがあっても離れずに付いてきた人達、新規で入って来た人達…そんな沢山のファンが居たからこそアーティスト「石原夏織」は誕生出来たわけだし、こうしてライブも開催できた。デビューシングル『Blooming Flower』、初動1万枚超えは本当に驚いた。

会場全員を撮影した写真がTwitterに上がってるけど、この日来てくれただけでこんなにも支えてきた人達が居るんですよ。皆気持ちは一緒なんだと思う。ただフォローはしないしきついやつはきついんだけど。

 

ライブの中で石原夏織さんが流した涙についても。アンコール後の涙、「皆は良くありがとうって言ってくれるけど、本当は私からの方もありがとうって言いたい」といった言葉があの場所で、ファンの皆さんにしっかりと届いたと思う。言葉一つ一つが今までの歩みだったり、想いだったりが伺えてくるような、そんな感じ。そしてその後の『♮Melody』では感極まってるところもあったのですが、最後の『Blooming Flower』では笑顔で〆。本人にとっても、ファンにとっても、思い出深い1stライブになったことは、間違いないだろう。

 

 

 

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…まあここまで読んでくれた人(居るのか?)に一言で纏めると、

石原夏織は私の太陽のような存在である。

ということです。「声優」で無かったら普通の女の子のような存在が、昔も今も眩しくてしょうがないんです。笑顔が、歌が、活動が、全てが輝いてるんですよ。

『Sunny You』の1番のサビまでがまさにそれですよね。そのあまりに眩しくて、大きな引力に憧れた(応援するの意味)し、走り出し(追いかけるの意味)てもう7年。長かった…やっとスタートライン!が見えたような気がする。

 でもまだスタートラインなんです。『Story』はまだまだ始まったばかりなんです。ここで満足しちゃいけません。過去の自分を打ち破る!そんな勢いで走りだしましょう。気持ちはもう抑えられません。*3

 

2019年はツアーをやりたい!という本人の希望が叶うことを祈りながら。

 

 Going my way で、ありのまま飾らない石原夏織さんの自然な歩幅を、これからも見守りながらひっそりと応援していくので、各位はこれからもよろしくお願いします。

 

 

 

*1:アイカツ!を見て欲しい

*2:やがて君になる佐伯沙弥香について』より

*3:『柑橘系のエトセトラ』より