これが最近のラブコメなのかよ
というのはジャンプ+で連載してる『俺を好きなのはお前だけかよ』のコミカライズのアオリなのですが…まあこの作品はザ・ラノベって感じがして好みではなかったかな。
今回は前のブログと同じ様な漫画の感想。
・『ゆうべはお楽しみでしたね』
ゆうべはお楽しみでしたね(1) (ヤングガンガンコミックス)
- 作者: 金田一蓮十郎
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2015/03/25
- メディア: コミック
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今期のドラマ枠で滅茶苦茶ハマってしまって原作も一気に読んでしまった。「ドラクエⅩ」を通じてルームシェアをすることになった男女の生活を描いていく漫画。女の子の方がギャルなのにありえんゲーマーで知識の塊で笑った(
ドラマはドラマで「男女」の関係を重視して6話でしっかりと完結まで走り抜けて、とても満足したし、漫画は漫画で「ゲーム」「ドラクエ」の専門用語とかも交えてゲーム内のイベントで話を展開してて両方の面で面白くなってました。二人の恋に関してはドラマの話は大体原作通りでした。
最新刊では結婚まで飛躍しててドラクエってすげー!やらないけど!
・『さぐりちゃん探検隊』
ゲーム大好きなインドア派の男の子が、小さい頃遊んでた幼馴染(病弱の女の子)と再会したけど、その女の子が病気も完治して、アクティブなアウトドア女子になってて、その子が「探検」と称して色々連れまわしていく…といった話。
この作品の魅力はヒロインである「さぐりちゃん」の発見に感動していく表情の他に、その場所が「実際にある」ということで、その気になれば行けるということにあります。後半は新キャラの金の力に任せて遠くの場所へ行ったりするけど…毎回の絶景ポイントではカラーページが使用されていて、その絵を観てるとこちらも行きたくなってくる、そんな気持ちが沸いてきますね。まずは根岸まで。
推したいところなんだけど、この前完結してしまって全4巻予定…悲しい。次回作に期待。
・『五等分の花嫁』とラブコメ
仙台旅行の際に「読め!」と暗黙のプレッシャーがあったので一気に読みました。最初はこういったヒロインめっちゃ多そうなラブコメって僕には厳しいのかな…とかずっと敬遠していたのですが、読んでみると感想は全然違いましたね。五人ともバカだし好みもバラバラだけど、5人それぞれの気持ちがあって、いざというときは五つ子らしく一つになったりとか…
マガジンのラブコメ、というかラブ部分は最近だと瀬尾王子とか流石景さんとかの作品の影響か、まあそういった描写や重い展開に重きを置いてるのかな~とか勝手な偏見を持っていたので、こういったシンプルだけどどうなるか分からないタイプの漫画だったとは思ってなかった(ジュリエットとかにも言えるんだけど。
一花…基本的にどんな作品でも姉属性みたな感じのキャラに共感出来ないところがある。まあ現実に姉が居るから「こんなの姉じゃない!」っていうリアルと二次元を混在するやつなんだけど。「本当は1人占めしたかった」の部分でようやく自分を見せてくれた気がするので、今後に期待。
二乃…まさに作中でも触れられた通りの恋愛暴走機関車。止められない。好きな相手はライバルを蹴落としてでも手に入れたいようなので、これから掻き乱していくのでしょうか。
三玖…最初読んだ時まさか1巻で即落ちするとは思ってなかった。チョロ!…でも僕は一番好き。勉強を頑張る姿とか、一番先に自分の感情に気づいた分、周りの機微に敏感なところとか。
四葉…この子は本当に「いい子」なんだと思う。恋とかに関わる要素が見当たらないから、好みとか関係ない別枠なような気がして、どうかそのまま、ありのままで動いて欲しい…
五月…多分以前主人公に会ってたのこの子なんだろうけどいかんせん他のキャラが強すぎて霞んで見えてしまうのが残念。そういった過去の話が全部出尽くすまで総合的に判断がしづらい。
同じ勉強・恋・主人公が貧乏で先生という(なんか被り多くない!?)ジャンルでジャンプで連載している『ぼくたちは勉強ができない』があるのですが…こちらは最近ちょっと1話完結型のヒロインメイン話を永遠に繰り返していて、以前の『ニセコイ』中期を思い出してしまってこれちゃんと着地できるのか?って心配になってきましたね。何より「VIP推薦」を狙ってた主人公が最新刊で進学先の文理すら決めていなかったことでこれどうするんや…って思ってしまった。3年の2学期で大丈夫?そんなリアリスト。
ちなみにアニメ版も後から観てみたのですが、多分僕はアニメから観てたら面白いとは思わなかったんだろうなぁ…って思います。作画もともかく何かがおかしい、OPだけで笑ってしまう。
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ここから先は自分語りゾーンです。
そもそも自分自身、「ラブコメディ」の「推しになるキャラ」の共通点が何なのか考えてみた。先述の通り『五等分』では三玖、『ぼく勉』では桐須*1、『ニセコイ』では万里花、(『ハヤテ』では瀬川泉)とか…なんかバラバラに見えてきて疑問に思ってしまって思考を整理してみることにした。身体的特徴とかでないなら、内面なんだろうなとか。
で、一つ思ったのが「恋」に理解があるということ。これは「自覚」であり、そのキャラ自身が主人公であるキャラに対して「好き」って感情を理解していることなんだと思った。反対に「この感情は何だろう」とか、「いや恋でしょ」とツッコみたくなるタイプ。そこまでの描写も関わってくるんだけど…
もう一つが「周りに配慮できるか」ということ。これは=「周りの登場人物が見えているか」であり、「その周りのキャラが主人公に向けている好意を把握してるか」なのかなあ。これも例を挙げて言えば
「あなたも好きなんだね。でも私の方がもっと好き」が理解できて、
「あの子も好きだったんだ…」が理解できないってこと。鈍感なのは分かるんだけど、大抵そういう場合ってそこまでの展開が長かったりするから、今更?と思ってしまって勿体ない気がしてしまう。
先述の『五等分』の三玖の言葉の中に、「お好きにどうぞ 負けないから」っていうセリフがありまして。姉妹の一人に自分の感情を確かめるようにこの言葉を言うんだけど、この言葉が「独り占めしたい」ラブコメとは違って、いろんな可能性(展開)を持てるようになってくる、そういう期待があるわけだったり。
思えばこれがああ、なるほど、このキャラ好きだなってなれた要因かもしれないし、今回の自分語りゾーンを書いてみようかなと思ったキッカケでもあるわけで。
まあこの以上の具体例から大きく外れてる(理解できない側に振り切ってる)キャラが居るんですけどね。
桐崎千棘と鶫誠士郎って言うんですけどね。
勿論例外*2も漏れなくあるんだけど、これが自分の持ってる指標なのかな~とか考えつつ、これからも気になったラブコメでこの説が立証されるかも検証していきたいと思います。
以上自分ゾーン終わり
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番外編としてもう一つ、「タイトルにそのヒロインの名前が入っている漫画」について。こういうのはそのヒロインを全面的に押し出すものであるから、そのヒロインが自分の感性に合わなければ、全てを拒絶してしまう可能性しかないから読む機会を逸してしまうのも残念かな…とか考えてしまう。具体的に言えば『かぐや様』は好きだけど、『天野めぐみ』とか『古見さん』とかがうーんと思ってしまってることから疑問に思ったんだけど。
読むことは好きだし出来るなら興味のあることは全部読んでいきたいなと思うんだけど、こればっかりは自身の頭が固いかなあ。
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というわけで途中から何が言いたいのか分からなくなってしまってますが、ラブコメディ自体僕は普通に好きだし、結末まで追っかけてこそラブコメの真価って感じがしますし、気になった時に一気に読むことは重要なんだなと思いました。薦めてくれた(というか話を持ち出してくれた)仙台勢に感謝。
おわり。